
今回は、前回の記事で紹介した「1型センサー」以下の小型イメージセンサーについて解説する。小型イメージセンサーの用途は、民生用カメラをはじめ、スマートフォンなどのモバイル機器、セキュリティカメラ、車載機器、内視鏡など多岐にわたり、センサーサイズの種類も非常に多い。ここではSONY製センサーに着目し、2026年6月現在SONY社のwebページに掲載されているセンサー情報をまとめる。
表1は小型イメージセンサーのデータをまとめた表である。 比較のためにフルサイズセンサーを最上段に記載し、それ以降はセンサーの対角長が大きい順に並べている。また、最下段には世界最小クラスの民生用イメージセンサーである OMNIVISION社製 OVM6948 の情報を掲載した。表には用途、センサー規格(型数)、センサーサイズ、アスペクト比、フルサイズ換算係数、フルサイズセンサーと1型センサーに対する面積比を示しており、用途ごとに色分けしている。

各用途で使用されるイメージセンサーの特徴を以下にまとめる。
1型以下のイメージセンサーでは、1型センサー(対角15.9 mm)から世界最小クラスのセンサー(対角約0.8 mm)まで、対角長で約20倍、面積では約350倍の差がある。用途ごとに求められる性能は大きく異なり、民生用カメラでは高画質化のため大型センサーが採用される一方、内視鏡や車載用途では小型化や実装性を重視した小型センサーが用いられる。近年はスマートフォン向けセンサーの大型化も進んでおり、各用途に応じた最適なサイズ・性能の両立が重要となっている。

図1:小型センサーのサイズ比較図
趣味は天文と写真と車。大学では天文サークルに所属し、暗い空を求めて日本中を飛び回っていた。 天文学を極めるために大学院に進学、在籍中は中間赤外線分光器の開発に従事。 カメラやレンズに関する記事を主に担当。
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